[スタッフブログ]アメリカ大統領選を終えて 分断を超えて融和へ


今回のアメリカ大統領選の、トランプ氏は勝利演説の中で、国の融和を訴えていました。
見事に分断した裂け目があちらこちらにあり、それをもう一度以前と同じに戻るのではなく、お互いの理解が深まり、より未来に繋がるようにつなげなおしていく、という作業が進むことを期待しています。

この、分断と融和というテーマを見ていて、人の心の中のことと同じだな、と感じていました。

人の心の中でも、「これがいい」「あれもいい」「これがいい」「でも、それでいいか不安」「あれはいや」「これもいや」といった心の様々な部分の想いが、それぞれ別々に訴えてくるものなのです。そして、私たちは困惑して立ち尽くします。それらの思いを深く理解し、その仲を取り持つスキルは、カウンセリングの実践と重なる部分が多いのです。

まず、どちらの意見にも、「そうだね」と理解を示すこと。そして、それぞれの意見が大切にしていることを、共有すること。その中で、共通点も探しうるのか、融和点を模索すること。

カウンセリングの学びを通して、自分の心の仲、人の心の中、自分と人との心の間、うまくつながるお手伝いスキルを高めていきましょう。

今回の大統領選の後に、経済がいち早く反応しましたが、不安にも囚われてしまいがちです。
その内容については、「こころアカデミー」を主宰している東京メンタルヘルス・カウンセリングセンターのHPにて書かせてもらっています。そちらも、ご覧いただければ幸いです。


玉井筆



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