[スタッフブログ]カウンセリングの学び


当東京メンタルヘルス・こころアカデミーでは、30年近く、カウンセラーの養成、支援を続けています。
今は、文科省の認定する大学機関でのカウンセラー教育が増え、心理士も国家資格化となり、 時代の変化も大きく、この領域も随分と広がってきつつある感があります。

現在は、当こころアカデミーによるカウンセラー養成等は、 「心理カウンセラー資格取得プログラム」と名を変えたのですが、実体は、東京メンタルヘルス・アカデミーの時代と さほど変わっていません。
以前は、カウンセラーとして活動するための勉強や研修期間は、5年近くあったものが、 このスピード社会の影響を受けて、2年に短縮された、ということはありますが、 その後の学びが終わらないこと、カウンセラーとしての就業に至るまでを考えると、 大きな違いはないのだろうと思われます。

先日も、2年目のインターン生たちによる自己研究発表会がありました。
当所ではよく耳にすることではあるのですが、 「カウンセリングを学ぶことによって、自分自身が楽になっていった」 という言葉が今年も多くありました。

単なる心理学の知識を得るだけではなく、それら知識を使って、自分の心を探索し、耕し続けた結果でもあるのでしょう。
講師は、実際に活動をしているカウンセラーたちです。
講師と受講生が、蜜に研鑽しあっている姿を想像して、わくわくしています。
学びは、学ぶこと自体が楽しいこと、それ自体に報酬が含まれているのです。

話は変わりますが、2016年のノーベル生理学・医学賞の受賞、大隅良典さん、すばらしいことですね。
学ぶこと、探求することの面白さが、大変さを凌駕した結果でもあるのでしょう。

私たちも、人の心について、その変化について、学び続け考え続けたいと、改めて思わせてもらい、勇気をもらいました。

玉井筆



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