[メンタルヘルス通信WELL] 都会の1分オアシス~目白の森で癒される~

先日、「メンタルヘルス通信WELL」をアップしました。

メンタルヘルス通信WELL 7月号
「森林なんかでストレス解消できる?!」

森の効果、特に、フィトンチッドの効果を取り上げています。
ご興味ある方は、よろしければ、記事をどうぞご覧ください。


さて、本日、ここ池袋の事務所まで、歩いてきました。
といっても、いつもはJR池袋駅から歩いて来るところを、その一駅手前の目白駅で降りて、歩いてきました。

途中、かなり遠回りしましたので、30分位のウォーキングになりました。

目白から池袋までのウォーキングで、特におすすめは、「目白の森」(下の写真)です。


森といっても、小さな森です。
感覚的にはバスケットボールのコートより少し大きいか、という程度の広さかなと思います。

とはいえ、このあたりでは貴重な森です。
小さくとも森と付くだけあって、都市公園とは違います。

えっ??

何が違うの?

まず、入ったときのにおいが違います。
緑のにおい、土のにおいなど、自然のにおいがします。

そして、中に入っていくと、樹々におおわれます。
視界がほぼ、緑におおわれます。

【緑視率】

この視界に緑が占める割合を緑視率といいます。
25%以上、つまり視界の4分の1以上に緑があると、緑が多いなと感じ、緑視率が高まるにつれて、「潤い感」「安らぎ」「さわやかさ」などの心理的効果が向上する傾向があります。

小さいながらも、目白の森に入ると、視界がほぼ緑におおわれます。
このため、ざっと計算して、緑視率は、7-8割以上あるかと思われます。
しかも、緑でないところは、地面の土や石、池の水、樹々の間からもれてみえる空、などいずれも自然のものです。
すぐ隣にある、家や電柱、電線などは中からはほぼ見えません。

【音、風、1/f ゆらぎ】

目に見える緑だけではありません、音も違います。
クルマの音は聞こえません。
聞こえてくるのは、風の音、風によって木々や葉がこすれる音、鳥の鳴き声、虫の声。
しかも、それらの音は2次元ではなく、3次元で立体感があるので、その辺りのBGMで聞く環境系の音とは深みが違います。
大きく聞こえる音もあれば、小さく聞こえる音もあります、近くの音から遠くの音まで、さまざまです。

なおかつ、風にしても、音にしても、あるいは木漏れ日にしても、そこには人工的で規則的ではない、不規則な自然の揺れがあります。

よくいう 1/f ゆらぎ、というものですね。

そういったもの全てがここちよい、そんな体験ができます。

まさにここは、都会にいながらにして簡易的に自然の恩恵を得られる、「都会の1分オアシス」ですね^^


東京メンタルヘルス 新行内勝善(森林セラピスト)

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